no title

かさり。私一人しかいない部屋に物音が響いた。

何かと思えば、先程買ってきたケーキの箱が動いて、いる？動いてる！？

どうなっているか確認する為慎重に近づいてみた、ら。

箱が、勝手に開いた。

「もー！狭いんだから押さないでよね！」

「しょうがないだろう、箱が小さいのが悪い」

「二人とも静かにしろ…！」

「え゛」

「「「あ」」」

よく分からないけれど、箱の中から小さな青いのと赤いのと黒い人形みたいなのが現れました。

拝啓、お母様。

とうとう娘は幻覚が見えるようになってしまったみたいです。